東海道ウォーク 小田原宿~箱根宿その①

20110年4月6日(水) 小田原宿~箱根宿 16.5km

いよいよ東海道の難所、箱根越えに挑戦です。 今回は箱根宿で1泊。 果たして箱根の山を越えられるかと多少の不安があったため、事前準備をバッチリして臨みました。

・いつも携帯しているガイドブック・・・「決定版東海道五十三次ガイド」(講談社文庫)

・HP・・・「五街道ウォーク」→「東海道五十三次」の「道中日記」のページ

・そして図書館より本を2冊借りた・・・NHK岩本輝雄氏が歩いた「街道てくてく旅」(講談社)と「るるぶ箱根」

一番役立ったのはHP「五街道ウォーク」の道中日記でした。写真と解説で実に細かく書いてくれています。実際に箱根宿まで歩いてみれば分かるのですが、多分この「道中日記」がなかったら右往左往して夕暮れまでに宿にたどりつかなかったと思う位すばらしい内容のものでした。 本当に感謝・感謝です!! 今後の京都までのガイドもこの道中日記を活用させていただきます。 (ちなみに道中日記の著者は健脚のため、小田原~三島までを1日で歩いています。すごいなぁ!)

・宿の予約・・・箱根宿近辺の宿をインターネット検索。 条件は温泉付・格安料金・口コミ情報のよいところ。いろいろ検索して箱根本陣跡に建つ「箱根宿 夕霧荘」に決め前日に電話予約。 箱根宿夕霧荘 http://www.yuugiriso.co.jp

朝6時45分に家を出て、JRで小田原駅に9時10分に到着。(計画停電による運行調整のため、通常時より1時間あまり時間がかかった。)

駅コンコースにはこんな立派な小田原提灯がぶら下がってます。

気合を入れていざスタート。「箱根を越えるぞ~!!」

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小田原駅を出て小田原城公園の横を歩く。

ここも少し上り坂でウォーミングアップにちょうどよい。

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この先JR東海道本線をくぐり、新幹線のガード手前で右側の旧道に入る。ここから箱根湯本あたりまでは箱根登山鉄道とほぼ平行して進む。 

この辺りは小田原駅からさほど離れてないのに民家の軒先で野菜や果物を売っていたりして、ちょっと田舎っぽい、のどかな街道でした。

スタートしてから50分。「風祭の一里塚」跡(江戸から21里)に到着。(10:50 5,138歩)

箱根登山鉄道 風祭駅のすぐそばです。「風祭」ってなんてすてきな地名なんでしょう。地名の云われを知りたくなりました。

次の駅「入生田駅」近くまで来たら、なにやら多くの人や車で賑わってました。赤い棒を持って交通整理をしていた人に聞いたところ、「紹太寺の枝垂れ桜の見物客だよ。」と教えてくれました。こんなに人が集まるんだからさぞかし素晴らしい桜なんでしょうね。じゃあ、ちょっと寄っていこうか・・と思ったけれど聞けばここから15分ほど歩くというので今回は断念。機会があれば寄ってみたい所。

箱根湯本駅手前の三枚橋で箱根登山鉄道・国道1号線とお別れ。

三枚橋を渡るといよいよ登り坂が始まります。10分ほど歩くと小田原北条5代の菩提寺「早雲時」に到着。 (11:00)

境内の桜は八分咲き。本堂や釣鐘堂あたりを一周回ってまた街道に戻る。

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ほどなく「湯本一里塚」碑(江戸から22里)に到着。(11:15 11,118歩)

湯本一里塚を過ぎて少し進むと石畳の道に出合い、その感触を味わいながらウォーキング。

まずまずのペースで歩けてます。まだきつい坂道はこれからだよ~。

ついに来ました「女転がし坂」。現在の道は車も通れるような道でカーブして登っていくが、当時は直線の急坂道だったんだろう。立ち入り禁止の立札があった。

「石割坂」の入り口。

入り口を見ただけで「うわぁ、すごい急坂!」とちょっと戸惑う。

岩本輝雄氏が「ダッシュして登ると疲れなかった」と書いていたので、私も息が続くとこまで一気にダッ~シュ!!  ハァハァ・・・

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箱根を歩いていて感じたことは「自然の中を歩く」ということ。

小田原宿までの行程には民家だったり商店街だったりと必ず家がありました。そして道幅の狭いところでも街道に車が走ってました。でもここ箱根の石畳の道は民家も車も見当たりません。 自然の中で空気も清々しい! 山登りの趣味や経験のない私ですが小鳥のさえずりを聞きながら結構楽しく登れました。

足も平地を歩いている時に比べ不思議と痛くならずに快調・快調!

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