中山道 雪の和田峠越え

3連休を利用して、2泊3日で中山道の続きを歩いてきました。

今回のハイライトは 中山道最大の難所といわれる「和田峠」越えです。

1日目は塩尻駅をスタートして、塩尻峠を越え、諏訪大社でお参りし、下諏訪宿の温泉旅館で1泊。

気候温暖な静岡に比べて長野県は底冷えする寒さ。 それもそのはず、朝起きたら雪が舞っているではありませんか!

天気予報では「晴れ」の予報だったのに~。

台風が続いて延び延びになってしまい、こんな季節に和田峠を歩くことになってしまったことが悔やまれます。

雪もすぐ止むだろうと信じて歩き始めました。

道路標識では 気温0℃。 標高930m。さぁ、標高1600mの和田峠を目指して進みましょう。

国道142号線から中山道古道(土の道)に入ったころには雪も止み、透き通るような青空となりました。

でも油断は禁物! 雪で滑ります。

道幅の狭い上り坂、踏み外したら崖から転がり落ちてしまいます。 1歩1歩踏みしめながら、ゆっくりと進みましょう。

途中で和田宿から歩いてきたという60代位の男性とすれ違いました。そして20分ほどしたら今度は20代位の男性とすれ違いました。 すれ違う時はいつも言葉を交わすのですが、この「すれ違い」がすごくよかったです。 1つにはこのまま歩いていっても大丈夫だという確認ができたこと。そしてもう1つは新雪についた足跡がガイドかわりになりました。

宿をスタートして4時間。和田峠山頂に到着。山頂は禿山で広場のようになっていました。

風が強くて寒いッ! さぁ、今度は下りです。

いつもだったら 体重が味方してくれる得意な下り坂も、この日ばかりは上りより下りの方が苦戦。 というのは、道が凍っていてツルンツルンと滑ってしまうのです。

江戸時代のゴツゴツした石畳、現代の再生した平らな石畳・・・いずれも凍っているので危険・危険!  ビーナスラインを3回渡る(横切る)のですが、ここも凍ってるし、トラックも通るから危険・危険!!  滑らないように、転ばないようにと注意しながらのウォーキングはいつもと大分違いました。(私は結局2回転んでしまいましたが・・)

下りも4時間ほどかかり、なんとか無事に和田宿に到着。 雪道の和田峠越えはきっと後々まで中山道ウォークの思い出に残ることでしょう。

和田宿にある旅館「本亭」は2年前に閉めてしまったとのことで、姫木平のペンションサイレントスノーのオーナーがここまで迎えにきてくれました。途中、和田宿にある町営の「ふれあいの湯」に寄っていただき、冷たくなった体を温めて帰りました。(とてもいい温泉でした)

本日の歩数: 35,202歩

カテゴリー: 東海道ウォーク   パーマリンク

中山道 雪の和田峠越え への2件のコメント

  1. 大昔の月島小町 より:

    お疲れ様でした。雪は見るだけがいいですね!歩くには大変でご苦労なかった様子で無事に宿について一安心しました。大変な分思い出に繋がり良い方との出会いもあり、中山道シリーズ楽しみに拝見しています。写真沢山見せてくださいな!

  2. 器や より:

    月島小町さん、いつもコメントありがとうございます。
    若い時はよくスキーに行っていたのですが、長野オリンピックの観戦を兼ねて滑ったのが最後。
    久しぶりの雪の匂いが懐かしかったです。
    ペンションオーナーにはパワーを沢山もらいましたよ。
    月島小町さんもレーススキーをやってるし「すごいなぁ」っていつも思っています。
    今シーズンも頑張ってくださいね!