前回に引き続き、戦前の化粧品をご紹介します。 女性を美しくさせる化粧品は今も昔も魅力的なアイテムですね。
いつもの粉白粉とは違うモダン幾何学模様のパッケージ。 外箱には「アルミ缶半ダース入」とありますが 赤・黒・青の3個だけ入っていました。
アルミ製のため、アルミの腐食がみられますが、中の白粉は未開封状態です。
裏にはクラブ化粧品のマークでもある美人2人の絵がついています。
当時の価格シールを見ると 「正価三十二銭」の上に「¥42 物品税共」のスタンプがあることから、戦中、戦後にわたって売られたもののようです。
中山太陽堂謹製 大阪水崎町 東京鍛冶橋際
価格: 外箱+粉白粉3個 sold
(左上)マスターかびん(衿化粧下)・・外箱・中身入り 価格: sold
外箱もカワイイですが、ビンの蓋の絵がいかにもレトロでいい感じです。
赤い牡丹の缶は「クラブほほ紅」、紺色缶は「あれ止め 桃の恵」、その横の缶は「柳屋油性白粉下」、その下2個は「PICK」と書いてある口紅(コンパクト式で鏡がついています)、右下緑色のベークライトは「花鳥ほほ紅」。 いずれも中身入りですが、蓋が開かないものもあります。 価格: sold
裏面にはいろいろ書いてあって面白いです。住所も昔の表示で・・・
東京市蒲田区蒲田町1242 マスター化粧品株式会社 尚美堂 小口みち創製
東京市日本橋区通二丁目二番地ノ一 柳屋本店 外池五郎三郎
株式会社中山太陽堂 大阪市浪速区水崎町40 東京市京橋区槙町二丁目七ノ四
東京市京橋区西銀座八ノ九 中井商会 (あれ止め桃の恵)
横浜市中区寿町2丁目 金子屋本店 (花鳥ほほ紅)