東海道由比宿の「あかりの博物館」をご存知ですか? JR由比駅より富士山と駿河湾の景勝で知られる薩埵峠へ向かう古い町並みが残る街道沿に「あかりの博物館」はあります。
建物は古い民家を移築した趣のあるものです。中に入ると、日本のあかり文化のありとあらゆるものが展示してあります。 お宝がいっぱい!! 展示品はすべて博物館の所蔵品との事でこれまたビックリ!! 館内をぐるっと廻って一通り展示品を見終わった頃、館長さんがあかりの文化について、火打石で火を熾したり、行灯やがんどうの実演を交えながら説明してくれます。
骨董の世界はジャンルが広いので、やはり本物を見て、そして丁寧に解説をしてもらうとホント勉強になります。
ふと、天井からぶら下がっている電笠を見ると、フリルのガラス電笠に混じってオールドノリタケの電笠を見つけました。館長さんにお聞きしたら「ノリタケの電笠なら倉庫にまだあるよ」という事。お願いして後日見せていただく機会を得ました。
もうビックリ!!!目は丸くなり、口は開いたままになってしまいました!! なんとノリタケの電笠が60個も出てきました。
本でしか見たことのない物、本にも載っていない物、ノリタケの電笠コレクションでは日本一ではないでしょうか。
「ノリタケ電笠の明かりが灯っている姿を見たい」というお願いをかなえていただき、現在、館内の電笠をすべてノリタケ製品にし「オールドノリタケ電笠展」が開催されています。 期間は9月末までとの事。 今までオールドノリタケを見にノリタケの森美術館をはじめ多くの展覧会へ行ってきましたが、電笠の展示はあっても2個位でした。 これだけのコレクションが見れるなんてノリタケファンは必見ですよ。 是非行って本物の素晴らしさをご堪能下さい。
由比宿東海道「あかりの博物館」
住所 静岡市清水区由比寺尾473-8
電話 054-375-6824
入館料 大人500円