東海道ウォーク 大磯宿~小田原宿

2011年3月30日(水) 東海道ウォーク ⑧大磯宿~⑨小田原宿 (宿間距離 15.6km)を歩いてきました。

青春18切符の期間中になるべく先に進もうと、今回も張り切って出発。 計画停電のため電車は間引き運転となっていたため、富士駅・熱海駅・小田原駅で乗り継ぎ10:45大磯駅に到着した。

途中、湯河原駅で二人の幼児を連れたお母さんが乗ってきた時空席が2つ。すると隣に座っていた20歳位の女の子がさっと立ち上がり「ここ、どうぞ。」と声を掛けた。 AC広告機構の効果でしょうか。素直にやさしさを表現していた。(余談ですが、帰りの電車内では私にシルバーシートを譲ってくれた男の子がいた。いつもだったら「年寄り扱いして~」とちょっとムッとするところだが、疲れていたので非常にありがたかったです。ハイ)

大磯駅はこじんまりとした、とても趣きのある駅舎でした。

駅前交番の横に大磯町観光案内所があったので立ち寄る。

女性職員がとても親切に説明してくれました。

また「大磯 歴史と味の散歩路」というカラー版のガイドマップをもらう。  このガイドマップ、地図は細かく見やすいし、史跡も写真付で解説、加えて商店や食事処の情報も載ってる優れもの。とっても役立ちました。

大磯宿の本陣跡を過ぎたあたりで古い看板がかかった家を発見。

なに屋だろう? 早速ガイドマップを取り出し・・・

「新杵」・・・和菓子屋さんでした。

ここの「西行まんぢゅう」「虎子まんぢゅう」は島崎藤村や吉田茂の好物だったとか。 火・水が定休日のようでお店は閉まっていた。(残念!)

「新杵」の向えの三角州に記念碑あり。

「新嶋 襄 終焉の地」とある。

同志社大学の創始者、新嶋 襄はこの場所(旅館百足屋)で47歳の生涯を閉じたそうです。

ガイドマップを見るとここ大磯町には明治時代の偉人の別荘がたくさんあります。しかも敷地が広大。

明治の歴史探索も面白そうだが今回はあくまでも江戸時代。あまり脇道にそれずにひたすら旧東海道を歩くこととしよう。

ちょっとSTOP! ここだけは見ていこうよ。

西園寺公望の別荘です。

清水区に「坐魚荘」という西園寺公の別荘があるのでここだけははずせない。 日本家屋の坐魚荘と異なりここは立派な洋館でした。(私有地のため見学できず)

さらに東海道を進むと

右側の森が「県立大磯城山公園」・・・旧三井邸。

左側の森・・・旧吉田邸。 吉田茂像があるそうです。

旧東海道は旧三井邸に沿って右側に進む。ここから大磯プリンスホテル辺りまでは国道1号線と離れます。

歩き始めて1時間半経過、もうすぐ二ノ宮駅。右足指の付根が痛くなり休憩したいよ~。 と、その時骨董屋があった。

な、な、なんと「古美術 三鶴(みつる)」ではないか!!!

市場や催事でいっしょになり親しくしている同業者。 若い女性店主もなんの前触れもなく器や夫妻が入ってきたのでかなり驚いた様子でした。

三鶴さんのお店に伺うのは今回が初めて。店舗は広いし、商品も充実していてとってもいいお店でした。     おいしいお茶をご馳走になり充分休憩ができました。大変お世話になりました。

足の調子もよくなり、今度は昼食場所を探しながらウォーク。

あまり食堂が見当たりません。

国府津駅前にラーメン屋があったのでそこに入りました。

「カツ丼とラーメンセット」「チャーハン」「餃子」を注文。

味は普通。

酒匂川(さかわがわ)を渡り、いよいよ小田原宿。

広重の「小田原」はたしか酒匂川だったなぁと思いながら進む。

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街道筋の老舗蒲鉾店や本陣跡を見ながら進み、最後に小田原城跡の公園内を横切って小田原駅に到着し本日の行程を終了。(17:00)

大磯駅~小田原駅まで 29,649歩

次回はいよいよ一番の難所「箱根越え」です!!

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